しかし、それだけの重労働をこなしていても、報われることはなかった。男性は当時の給与体系への不満をこう漏らす。
「それでも灯油が入ったポリタンクを持てない女子高校のバイトと時給が同じ…」
同じ時給であれば、きつい仕事を任されているほうが損だと感じてしまうのも無理はない。
新潟県の50代女性(事務・管理)も、過去の職場での賃金格差に納得がいかなかったことがある。「10年ほど前」、派遣社員として働いていた時のこと。
「A社派遣会社で就業した時給は720円。同じ就業先で他社では750円でした」
同じ職場で同じ仕事をしているにもかかわらず、所属する派遣会社が違うだけで時給に30円もの差があったのだ。
「それに加えて業務量の多さに嫌気が差し3か月の更新をせずに辞めました」
当時の最低賃金に近い金額だったとはいえ、業務量と報酬のバランスが崩れていれば、長く働き続ける意欲が湧かないのは当然だろう。
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