ブラック企業からホワイト企業への転職を目指すために、もっとも重要なのが「ブラック企業を避ける」ということである。世の中の企業がすべて「ブラック」と「ホワイト」に二分化されるわけではないが、「ブラック度が高い企業だけは確実に避ける」という意識を持つことで、転職成功率も高まるだろう。
では、ブラック企業の内情は、どのようにチェックすれば良いのだろうか。こちらはインターネットに寄せられた口コミである程度、判断することができる。一例としてキャリコネに寄せられた口コミを紹介しよう。
「パワハラモラハラ当たり前。悪い結果は全て部下のせい。悪しき習慣。ブラックの温床です。残業は無限でした。土日?? 仕事の日でしょ。うれなければ帰れない、そんな雰囲気で売れるまで帰ってくるなは当たり前。」(企画営業、30代後半、男性、正社員、年収400万円)
「残業はほとんどないとのことを、面接のときに聞いていましたが、定時に帰ることは不可能です。定時に帰ると、嫌味を言われます。個人に対する業務量が、異常なほどに多く、日をまたぐことも頻繁にありました。」(ルートセールス、30代後半、男性、正社員、年収300万円)
転職先の内情というのは、面接の段階ではなかなか知ることができないが、キャリコネのような口コミサイトを事前にチェックしてみれば、会社の中で実際に働いている人(もしくは働いていた人)のリアルな声を集めることができる。
もちろんブラック企業の実態も確認することができるため、非常に便利なツールだ。
「転職先」の徹底したリサーチで面接でも有利に振舞える
ホワイト企業への転職を目指すのであれば、まずは転職先企業の性質について、しっかりとリサーチする必要がある。実際に「転職前のリサーチを欠かさなかった」という口コミは多い。
「【働く環境(福利厚生・待遇)について】かなり良かったです。色々な企業を見ましたが、1番充実していたと感じるとともにこれからも利用させていただきます。」(経営幹部、20代後半、男性、正社員、年収700万円)
「転職前にホームページや採用情報を色々ととみていましたが、おふざけの多い会社だと感じていました。実際には面接や小テストなどの内容も代謝と比較しても、しっかりと評価されたように感じました。また実際に入社してから感じたことは仕事と遊びのバランスが良い点です。」(法人営業、20代後半、男性、正社員 、年収500万円)
会社が提示する条件は、それぞれで異なっているのが当たり前だ。できるだけ多くの例を見て、福利厚生が充実していたり、休日取得率が高かったりする場合には、ホワイト企業である可能性が高いと言えるだろう。
また会社の特徴についてもリサーチしておけば、転職時の面接で有利に動ける可能性も高い。どのような人材が求められているのかを把握した上で、的確なアピールをすることができるだろう。
目標となる企業が見つかれば、あとはその企業に採用されるための努力をスタートするだけだ。
リサーチ不足で転職失敗……とならないために
ホワイト企業への転職を成功させるためには、徹底したリサーチが必要だ。以下の口コミは、リサーチ不足が失敗につながる例と言えるだろう。
「転職前はすごいいい会社に見えるかもしれませんが、それほどいい会社ではないかも。日々の仕事を淡々とこなす日々になる」(システムエンジニア、30代前半、男性、派遣社員、年収512万円)
せっかくリサーチをするなら、表面的な事柄だけにとどまらないよう注意したい。「いい会社のように見える」だけでは、まだまだ情報が不十分だ。
情報収集をしながら、自己分析も一緒に行うのもおすすめだ。
・自分の仕事の価値観とあっているかどうか
・働くうえで一番大切にしたいことは何か
こうした事柄を自問することで、転職の失敗は事前に防ぐことができる。
ブラック企業からホワイト企業への転職を成功させるためには、まずブラック企業と縁を切ることが大切である。ブラック企業と縁を切ったあとは、自分に合った優良企業に転職しよう! ホワイト企業への転職は『キャリコネ転職』に登録し、探してみるのがオススメだ。