5ちゃんねるに「アルバイトでのストレスや愚痴をこぼすスレ6」というスレッドが立っていた。なんとなく他人の経験した理不尽を読み漁りたくなって閲覧したんだけど、あるわあるわ。不幸な話。不条理な話。せっかくなのでみなさんにもちょっとだけ紹介したい。
「うちで使える500円クーポン券はお釣りが出せないって意味いくら説明しても分かんない客ばっかり」と嘆く人は、
「1200円の会計で500円券1枚出すなら残り700円は現金で出せってことだよ。500円券3枚出すならお釣りは出せないんだからそれで終わりだよ。なんだよ『お釣り200円くれ』って。てか券の裏に、お釣りは出せない、現金化はできないと注意書きしてあるだろうが」
と綴る。
本来、身内であるはずのスタッフに辟易する人も。「新人の若い社員が空回りしてる」のだという。バイトにナメられるもんかと意地を張っているものの「基本的な仕事もおぼつかないのにナメられるも何もない」と空回りしている。
「自分に注意してきた人を目の敵にして、クソどうでもいい重箱の隅ついて、『社員に意見する前に自分がちゃんとしようよ』と偉そうに説教する。女子大生バイトから彼女探したいなんて言ってたが、みんな嫌ってるから無理だよ」
ほかにも、同僚バイトにお茶に誘われたら知らない人がいてマルチの勧誘だったという書き込みもあった。確かにこれは迷惑だ。最終的に社員に報告したという。
アルバイトのヘイトを溜めた社員がついに……
僕は一瞬だけ正社員をしていたことがある。18歳。高卒でパチンコホールを展開する会社の新入社員になって、神奈川県のホールに配属となった。一番苦労したのが、仕事を覚えることよりも、ホールで働くアルバイトさんたちの人間関係の把握だった。
誰か1人に肩入れすると絶対に揉めたし、社員だからって年上のバイトさんを軽く見るなんてこともご法度だった。僕は高校時代にバイトしていたのでなんとか分かっていたけど、当時25~6歳ぐらいのバイトに対して明上から目線で指図をする同僚もいたなぁ。
その様子を見るたびにヒヤヒヤしたものだ。彼は、そういう些細だけど大切なことを何度も繰り返してアルバイトのヘイトを溜めていった。
ある朝、彼は遅刻してしまってヘラヘラしながら朝礼に駆け込んだ。その時、「みなさんは僕みたいに遅れないように」みたいなことを言ってしまい、総攻撃に遭った。この例で分かるように、人の気持ちが分からない社員がいる職場ってのもあるのだ。
客側からの嫌がらせは、案外みんなで団結して対処できたりするもの。だけど、内側からにじみ出るストレスの元凶には、イライラを募らせるほかない。
アルバイトの苦労は、正社員に比べると大したことはないって言う人もいる。でも、僕はどっちも苦しいから味わいたくない。アルバイト同士だって「俺は仕事ができる」と思い込んでるだけの、”仕事に慣れてるベテラン”からの嫌がらせみたいな地獄も展開されることもあるし……。