新型コロナウイルス第3波が猛威を振るう中、政府は1月5日、緊急事態宣言を7日にも発令する方針を決定した。東京都の新規感染者が1000人超の日も珍しくなくなり、もはや外出を控えるしかなさそうに見えるが、キャリコネニュースには「職場でテレワークが許可されていない」という声が多数寄せられている。
学習塾に勤務する20代女性(大阪府)は、「当たり前に出社しているし、子どもたちの将来に関係してくるので会社からは『子どもたちの学びの灯を消さないよう』と言われている」と説明する。
業務上”仕方ない”でいいのか
女性は教室が”密”状態になっているとした上で次のように書いている。
「私も学習塾であるかぎり(塾の現状は)仕方ないとは思うが、この”仕方ない”が感染拡大になっている原因の一つなのは確実。仕事は仕方なくて、休みは遊びにいくなと言われる意味もわからない」
大人に比べて、子どもは新型コロナに感染しても重症化リスクが低いと言われている。そのためか、今回の緊急事態宣言を前にしても、西村康稔経済再生相は「一斉休校は今の時点では考えていない」とコメント。塾の運営側も、学校が休校していないのだから現状のままで構わないと考えているのだろう。
ただ4日には、東京23区内の都立高校で45人の感染が確認された。塾でもクラスターが発生する可能性は十分ある。オンラインに切り替えられるなら切り替えてしまったほうがいいだろう。
介護職男性「回りの人が感染しないために一般の仕事をしてる人はテレワーク化して」
本来ならテレワークが実施できる業種にも関わらず、企業側が認めないケースもある。営業職の東京都20代女性は「社内でコロナ感染者が出たにも関わらず、テレワークは無しという会社の方針です」と綴る。
「陽性者以外の体調不良者のテレワークが認められず、渋々出社することになりました。 私自身、今日テレワークのはずでしたが、お昼頃に会社から連絡があり、午後から出社することになりました」
介護・福祉系の東京都30代男性は「仕事柄不可能。”医療”現場ではないために社会的に大変さが知られていません」といい、
「自身がテレワーク化したいというより、回りの人が感染しないために一般の仕事をしてる人はもっとテレワーク化してもらいたい。通勤などで職員の感染リスクがあるので、いつ欠員が出ても厳しい状況です」
と述べた。
※キャリコネニュースでは引き続き「コロナ第3波到来でもテレワークにならない人」や「仕事バックレた・バックレられたエピソード」などのアンケートを実施しています。