職場での理想の人間関係は、近すぎず遠すぎずがベストなのだろう。ガールズちゃんねるに2月8日、「付き合いの薄い職場で働きたい」というトピックが立った。
女性スタッフだけの少人数の職場でパート勤務しているトピ主。強制加入させられたスタッフ用のグループラインでは、業務連絡だけでなく私用のメッセージのやり取りも展開され、酷い時には1日100件の通知が来ていることもあるという。
仕事は嫌いではないが、休日にも同僚と繋がらなければいけないことに気疲れしてしまい、人付き合いが希薄な職場に行きたいと考えているようだ。(文:石川祐介)
「会社の人間関係でしか発散できない人」がいると面倒なことに
職場のグループラインに悩んでいる人は珍しくない。
「うちの会社は人数少ないけど、社員同士がクラブハウスの招待送りあったりSNS交流とか流行り物にすぐ飛びついて騒がしかったりでうんざりする」
「私も今それで悩んでる。グループLINEに毎日、自分のミスの報告して、そして相手を褒めあって、って休みの日もずっとピコピコ鳴っててうんざり」
LINEが普及したことで連絡が取りやすくなったが、その弊害として仕事とプライベートの境目が曖昧になってしまった。
連絡頻度は十人十色であるが、グループにLINE中毒の人がいた場合は極めて厄介だ。せめて、業務に関係ない私用の内容は控えてほしいところだ。
「会社の人間関係でしか発散する所がない人が古参社員だったりリーダー的な存在に位置してると本当に厄介なことになるね 」
仕事以外で人間関係が希薄なため、友達感覚で同僚に接する人はどの職場にもいる。そういう人が職場の中心人物になってしまうと、周囲の人間はプライベートな時間であっても振り回されてしまう。積極的なコミュニケーションは仕事をするうえでとても大切だが、分別をわきまえるべきだ。
「LINEを返さない人」と思わせるしかない
さらには、「ほんと職場のグループラインって無駄。ラインが出回る前はこんなんなくても業務はなんの問題もなく回ってたのに、馬鹿のひとつおぼえみたいにライン乱用し過ぎだよね」とLINEの登場によって面倒が増えたと感じている人も。当然、LINEがもたらしたメリットは計り知れないが、デメリットも少なくない。
最近、ビジネスシーンではSlackやチャットワークなどの連絡ツールが一般化しており、プライベートでも使用するLINEではなく、そちらでやり取りするようになったら良いのかもしれない。
「私はLINEしてないって言ってるし、職場の飲み会にも参加しません。職場がどうこうより、自分でちゃんとラインを決めて伝えることが大事だと思います」
なんにせよ、どのような職場に行っても人間関係による悩みはほぼ必ず発生する。嫌なものは嫌と伝える勇気を持つことが、快適に仕事を続ける最も大切な要素だろう。