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独身だと責められる職場「“国に迷惑をかけている。少子化がますます進む”と給与面談で追及されました」

女性からの告白は続く。「成績だけは上げているので、会社側も上司も何も言いません。そのためお局は会社に対し、我が物顔をしています。社会人としても、人としてもサイテーなのに『触らぬ神に祟りなし』状態」と不満をもらす。それでも女性は退職する決意が固まらず、

「『こんな会社にいつまでもいても仕方ないかな』とは思うものの、今の仕事が嫌いなわけではない。結局どこに行っても大きく変わらないのかなと思います」

と気持ちを吐露した。

同じく営業職の30代男性も、会社を辞めようと思ったエピソードを語る。男性は入社から十数年の中堅社員だが「女性上司2人の確執がずっとなくならず、常に険悪な雰囲気」と不満をこぼす。それは仕事に支障が出るほどのレベルで、

「スムーズに進行するように、周りの人があれこれ立ち回っています。正直『自分は何のためにここに入ったんだろう……』という気持ちになります」

と心情を明かす。

「いち早く結婚し、出産し、家を買った人が一番優れている」という価値観

この男性は会社の取締役の考え方にも疑問を呈する。「『いち早く結婚し、出産し、家を買った人が一番優れている』という古典的な考えを持っている」からだ。男性は給与査定にかかわる面談の際に未婚であることを追及され、

「『会社の経営や利益にはご迷惑をかけていない』と主張しました。しかし『国に迷惑をかけている。少子化がますます進む』と返され、ぐうの音も出ませんでした」

と苦々しく振り返った。

事務職の30代女性が「仕事を辞めたい」と思った瞬間は、「新人でもお構いなしに『ベテラン並みにやれ』と言われたとき」だ。女性は、

「できなかったら会社のグループLINEで注意を受けます。お客様から苦言をいただいた日には、閉店後のミーティングでみんなの前で工場長から叱責を受けるのが決まりでした」

と不満をこぼす。さらに休憩中にミスが発覚した場合は、休憩室にまで押しかけてきて叱責されるため「精神的にもきつく、お弁当が非常にまずくなりました」と女性は語る。

また「同期2人にはどんどん新しい仕事を教えていくのに、私には教えてくれませんでした」と付け加えた。

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