まな板から落ちる洗剤が、しゃぶしゃぶの出汁に入っているにもかかわらず、それを平然と客に出す姿勢。それが女性の退職の決定打となった。女性は「口に入るものなのに、あり得ません。プロとしての仕事のプライドは、まったくないのか」と憤りつつ、「何人もの主婦がこぞって退職し、その後も長期に渡り募集がかかっていました。ザマーミロです!」と辞めて清々しているようだ。
千葉県の40代女性は以前、脱毛サロンを1か月半で辞めた経験を持つ。そのきっかけは入社後2週間目に、若い女性上司から言われた心ない一言だった。
「『年取って脳ミソが劣化してるんじゃない?』と言われました。それまでは、彼女の横柄な態度にも我慢していましたが、その日から徐々に体調を崩していき辞めました」
沖縄県の30代女性も、経営者のある一言がきっかけで、法律関系の事務職を1か月で退職。入社した時期は繁忙期ではなかったが、なぜか法定外の残業を強いられていた。さらに上司の機嫌で、常に仕事の進捗も変わる状況にあった。それでも女性は耐えていたというが、
「このコロナ禍に、リモートワークの方針を一切、口にしなかった経営者。ようやく口を開いたかと思えば『家で仕事をすると生産性が落ちる、というデータを見たからだ』と言い放っていました」
「太陽光プラントの開発で一儲けした会社でしたが、辞めた翌月に台風で半壊」
都内の30代女性は、建設関係の社長秘書を1か月で辞めたエピソードを語る。「太陽光プラントの開発で一儲けした会社でした。どこか味をしめた感もあり、社長が社員のプライベートまで買い取っている印象も受けました」と女性。
「三重に本社を構えていて、東京の社長宅に子どもが遊びに来る時は、なぜか私が送迎役で、食事の用意までさせられました。ある時は夜中の2時に社長を迎えに銀座まで行き、ある時はいきなり深夜に『鍵がない』と呼び出されたことも。もう毎日24時間、社長のスケジュールで一緒に行動していました。社長と離れている時は、掃除や洗濯を頼まれていましたし」
そうこうしている内に、あろうことか社長は女性に「隣の部屋に住んでほしい」と言い出す始末。これには女性も引いてしまい「ゾッとして辞めました」と明かす。退職した翌月に、自慢の太陽光プラントが「台風で半壊した」という情報を知った女性は「社員の給与が下がったそうで、辞めて正解です」と書いている。
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