会社員として働く人々は新入社員だった時代、どのような気持ちだったのか。また、コロナの最中に入ってくる新入社員をどう捉えているのか。P&Gジャパン合同会社は「新入社員時代の働き方に関する調査」の結果をプレスリリースで発表した。調査は2月にネット上で実施し、全国の男性会社員304人から回答を得た。
22~27歳の若手社員の約6割が「社会人になったばかりの頃、仕事で不安や緊張があった」と回答。当時の心配事を聞く設問では、「アドバイスしてくれる同僚や先輩、上司に出会えるか」で75%が、「上司に良い印象を与えられるか」で68%が、「非常にそう思う」もしくは「そう思う」と回答。人間関係に関する心配が上位を占めていた様子がうかがえた。
これに対し、「職場に合わせて、髭を剃ったり整えたりすること」という身だしなみに関する心配と「どうすれば毎朝のルーティーンをよりよくできるか」という時間の使い方に関する心配は、それぞれ59%に留まった。
「誰かの励ましが必要なときは、家族を思い出すものを手にするとよい」
では、2021年に入社する新入社員のことは、どう捉えているのか。今年の新入社員が直面する課題を問う設問では、全体の約7割が「人間関係の構築」「対面でのコミュニケーションができないこと」「直接会えない状況の中で相手が考えていることを察する」と回答。コロナによる影響が結果に反映された。
新入社員が職場でよい人間関係を築くには何が重要か問う設問では「学ぶ姿勢」「積極的に業務にあたる」を全体の約9割が重視すると回答。「髭を剃るなど、きちんとした見た目」は77%が重視していた。
さらに、新入社員に役立ちそうなアドバイスを聞く設問では、
「ルーティーンワークは、始業の少し早めに取り掛かるとよい」
「出張先での身だしなみを怠らないためには、日用品などを入れるトラベルケースがあるとよい」
「朝の身だしなみの習慣を効率よくこなせるよう、洗面台のカウンターを整理整頓しておく」
「誰かの励ましが必要なときは、家族を思い出すものを手にするとよい」
などが支持を集めた。
同調査では、家族に新社会人がいたらどんな就職祝いを贈りたいかも併せて聞いている。結果の上位は「本人が使う実用的なもの」(56%)、「仕事で使える実用的なもの」(55%)、次い「新生活開始に役立ちそうな実用的なもの」(41%)だった。