青森県の30代男性(営業職/年収300万円)は「努力は本来ならば報われなければいけないと思います」と語るが、「現実ではそうでもない人もいます」と嘆いている。
「いくら努力し成果を出しても、上司や管理職に横取りされてしまいます」
経営陣は、誰がその業務をやり遂げたかについて把握はしておらず、「上司が冗談で『私が指示しました』とか『私が提案しました』と言えば、経営陣なんてそう思ってしまうものです」「実際に現場で頑張ってる人たちは、全然報われていません」と続けた。
都内の30代女性(IT関係/年収700万円)は「努力したことは自分の糧になっており、それが今のキャリア形成に役立っています」とする。だが、努力が報われるかどうかについては否定的な意見を持っているようだ。
「自分の場合には努力したことが、今に直結していますが、そうではない人も多くいます。いいタイミングで、努力を見てもらえることも大事です」
女性は現在までにさまざまな挫折も経験しており、「すべての努力が報われるわけでもない」とコメントを寄せた。
「家庭事情から進学ができず、夢をあきらめた」
愛知県の40代女性(フリーランス/年収100万円)は「漫画やイラストを仕事にしたいと頑張ってきました」と語るが、家庭の事情もあって「専門学校に進学ができず、それに絶望してあきらめた」という経験を持つ。
30歳になったのを機に「もう一度頑張ろう」と努力を続けたことで、仕事をもらえるようになった。だが、
「実績を重ねても、安価に利用したい企業にいいように使われるだけでした。大手の会社にその実績を伝えたとしても、そんなもの実績にもならないと鼻で笑われるのが現実でした」
そこで女性が感じたのは「天性の才能にはかなわない」ということだった。女性は「今もあきらめたくなくて、頑張っている」とはしながらも、思うような成果は出ていない。
「もっと順当に恵まれて、普通に進学ができる環境に恵まれ、勉強にあてるお金と時間がある人しか報われないんじゃないかと思っています」
これまでは絵を書く仕事の他にも、コールセンターの仕事も並行していたが、「コロナウイルスの影響で解雇になった」と嘆く。「正直恵まれて成功している人と、世の中が憎いです」と不満を綴った。