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「バックレに近い形で退職しました」介護の仕事をやめた理由

埼玉県の30代女性は、訪問系介護の仕事を1年で退職した。

「当時の上司は体育会系。厳しいかつ理不尽で、他人のミスを私のせいにするばかりか、上司が起こした事故の責任まで私になすりつけてきました。ほかにも、いきなり事務職に異動させようとしたり。それにキレた私は揉めて、バックレに近いかたちで退職しました」

さらに女性は「コロナ禍なのにソーシャルディスタンスを取らない。40~60代の大人が20代の若者並みにコロナを舐めていました」と言い、そうした点も含めて会社に不信感を抱いた様子だ。幸い転職した今は、

「ソーシャルディスタンスができているし、満足です」

と安心して働けていることを明かした。

「4年間の勤務のうち、1日も有休を取らせてくれなかった」

福祉施設でリハビリの仕事をしている40代女性は、過去の勤務施設での経験を振り返る。

「下痢や嘔吐が施設内で流行っていても、トップは『単なる感染性胃腸炎だから口外しないように』と箝口令を敷いた。落ち着いてから看護士が『あれはノロウイルスだよ』と。もしノロなら保健所に連絡しなければいけないのに認めなかった」(石川県)

また女性は「4年間の勤務のうち、1日も有休を取らせてくれなかった。風邪などで休みたかったら、自分の休みを返上しなければならなかった」と不満を述べる。これこそが女性の退職理由で、

「そのせいで13日連続出勤したこともあり、この職場に未来はないと思った」

と胸中を打ち明けている。

こうしたエピソードを知ると、介護業界全体がブラックであるような印象を持ってしまうかもしれない。しかし女性は、「違う施設に転職したが、そこは必要に応じて保健所に連絡するし、風邪をひいたら有休でお休みをもらえる職場。『我慢して前のところにいなくてよかった』と心から思っている」と語っている。結局は業界に関係なく、会社によって労働環境に差があるということだろう。

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