女性は「会社都合により、契約の途中で別部門の部署と再契約させられました。詳しい説明はありませんでした」と証言する。
新しい部署の仕事は、産休に入った正社員の代替要員だった。つまり女性の雇用期間は、社員が産休・育休から戻ってくるまで。そして、この事実を女性が知った途端、派遣先から契約終了を告げられた。
「事実がバレたら契約終了になるっておかしくないでしょうか。派遣会社は次の人員を送り込む予定があるため、深く関わりたくないようです」
また東京都の50代女性(年収150万円)は、社会保険制度について不満を抱く。社会保険は雇用形態に関係なく、一定の条件を満たせば加入できる。女性も加入しているのだが……。
「契約期間満了で退職し、同じ派遣会社の紹介で仕事が決まっても、契約内容によってはすぐに社会保険に加入できない。2か月後の加入となると一旦保険証を返却しなければならない。社会保険に加入できる法改正はありがたいが、同じ派遣会社から給与が支給されているにもかかわらず、一旦加入が切れるのは疑問に感じます」
万が一のことを考えると、社会保険未加入の期間ができてしまうのは心配だ。
労基に相談しても「不勉強なもんでよくわからない」
派遣会社に不信感を抱く人もいる。茨城県の40代女性(年収250万円)は、過去に所属していた派遣会社の不満を明かした。
「以前いた派遣会社は、労働基準法も派遣法も無視。指摘したところ、就業が内定していたにもかかわらず白紙に戻され、『あなたには二度と仕事を紹介しません』と言われた。労働基準監督署に伝えたが、担当者は『私、派遣法は不勉強なもんでよくわからないんですよね』とまるでやる気のない対応をされた」
問題を指摘されたことを理由に仕事を紹介しないとは、ありえない対応の派遣会社だ。派遣社員は自分のライフスタイルに合わせて働けるのが魅力だが、派遣会社選びは慎重に行ったほうがいいだろう。?
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