「会社をやめよう」と思った経験は誰にでもあるだろう。キャリコネニュースには、上司や経営者のパワハラに悩み、退職を決意したエピソードが多く寄せられている。(文:中島雄太)
※キャリコネニュースではアンケート「会社をやめようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/EYERWBZ9
「悪口と愚痴ばかりが毎日のように続く」
事務職の30代女性は、現在の職場について
「家族経営の会社で、家族は大会社のつもりですが、中身は個人商店です。親に逆らえない名ばかりの息子が経営者」
と不満を語る。さらに経営者の両親についても、「親は感情の起伏が激しい。毎日よく出てくるなと思うくらい批判、悪口、愚痴が続きます」と嘆いている。
45歳男性(技術職)は、前職を辞めた理由を振り返る。
「上司からしたら私の存在が気に入らなかったのだと思います。事ある事に、『この状況だったらどうするの?』と圧迫面接のように言われ続ける日々。常にダメ出しを出され続け、仕事を続けていける自信がなくなっていました」
男性は威圧的な上司のもとで1年以上我慢して働き続けた。その間、何度か上層部に上司のパワハラについて相談し、直接指導も入ったが、上司の態度が変わることはなかったという。
男性は「会社としては、パワハラを容認しているとしか思えません」と語り、「こんな会社に未来はないと思い、会社を辞める決心をしました」と続けた。
「働き始めたら勤務時間が条件とちがっていた」
30代女性は、営業のパートをしていたときのエピソードを語る。当時、女性は小さい子どもを抱えていたため、短時間で勤務日数もあまり多くない職場を選んだ。
元職場の勤務時間は10時から15時。昼休憩を1時間とるため、1日4時間の仕事のはずだった。しかしその後、「バリバリにできるパートが実権を握り、出社は朝9時。帰りは18時になった」と打ち明ける。女性が18時より前に帰ろうとすると、「取り巻きとともに嫌味の嵐だった」という。
呆れた女性は退職の意を伝えると、「こんないい場所をやめるなんて、あなたは根性がない」「辞めるならリーダーに自分が間違っていたと謝っていけ」など、暴言まで吐かれたそうだ。
散々な思いをした女性だが、「(この経験で)どんな嫌なことがあっても、前の会社に比べたら!と、強くなることができたのが唯一プラスになった」と当時を前向きに語っている。
※アンケート概要
■実施期間
2019年4月3日~
■回答数
997 ※8月11日時点
(記事では、8月6日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/EYERWBZ9
■質問項目
・あなたが「会社を辞めよう」と思ったときのことを教えてください(当時の仕事、状況など詳細に/800字以内)
※キャリコネニュースでは引き続き「会社辞めよう」と思った瞬間のほか職場で起きた窃盗事件や共働き・片働きの不満などのアンケートを実施しています。