ある幼稚園を1か月で辞めた幼稚園教諭の20代女性(大阪府/年収300万円)は、交通事故で首を負傷し、サポーターをつけて仕事しようとした。ところが、
「『子どもの前でそんなものをつけるな外せ』と言われて、事前に医師からの指示と説明していたが、再度それを伝えると『帰れ』と言われた」
女性は「人の身体も労らない職場でまともな幼児教育ができない」と思い辞めた。今の仕事がとても楽しいので辞めてよかった」と綴っている。
「自分の子がこんな扱いを受けていたらと思うとゾッとしました
「保育の質が低すぎた」と退職した理由を語るのは、保育士の40代女性(北海道/年収100万円)だ。
「どの年齢も同じ食事量で食べきるまでデザートなし。泣き出す子にも怒り、無理やり食べさせたりする保育士もいて、自分の子がこんな扱いを受けていたらと思うとゾッとしました。消毒液の濃度も目検討、素手で次から次へと排せつ物の処理をするので感染症にもあっという間にかかった」
と、子どもにとっても保育士にとっても劣悪な環境を明かした。「マンションを改装した狭い空間で、ぎゅうぎゅう詰め。トップが保育士ではなくいわゆる実業家で、いつ事故が起きるかとヒヤヒヤした」と実情を語り、8か月で退職したという。
「自分のような危機感を持って辞めていく人がたくさんいたので、改善できなかったのは残念だが、辞めて心からほっとした」
と女性は振り返る。離職者が多い職場にはそれなりの理由があるということだろう。
※アンケート概要
■実施期間
2020年11月21日~
■回答数
541※9月24 日時点
(記事では、9月6日から9月16日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HF78WM9H
■質問項目
・業種・職種を教えてください
・どれくらいの期間で辞めましたか?
・辞めた理由を具体的に教えてください
・実際、辞めてみてどうですか? 満足・不満、またその理由を教えてください