男性はパチンコを始めたきっかけやこれまでの経緯を、次のように語った。
「パチスロとは学生時代に友人に誘われて付き合う程度といった、よくあるパターンの出会いでした。社会人になり、いつのまにか一人でも行くようになりましたが、パチンコ、パチスロをやる人間はダメ人間だと頭のどこかで思っていて、知り合いのいそうな大きなお店には行かないように、こっそりと、また、簡単な変装をしながら打つ時もありました」
変装してまでやるようでは、すでに後戻りできない状態だろう。案の定、歯止めがきかなくなっていく。
「次第に、勝てるはずも無い台に給料のほとんどを注ぎ込み、家賃にも手を掛け、毎日のように行かないと落ち着かず、仕事にも支障をきたしました。最終的に私は消費者金融に手を出し、そこも満額になり、何処からも借りる事が出来なくなり、闇金にも手をつけました」
「後は真っ逆さまに落ちてゆくだけです。返済が滞り、会社や家族にお金の催促の連絡が入り、全てが公になり、会社は自主退社、借金は親が肩代わり」
男性の生活は、坂を転がるように堕ちていった。
「誰かのせいにしないと過去の腐った自分を見つめ直せないのです」
さらに男性が愕然としたのは、自身がこれまでギャンブルに使ってきた総額が判明したときだ。
「債務整理のなか、はじめて自分のお金の使い方をまとめた時に唖然としました。私は5年間で900万もパチンコ、パチスロに注ぎ込んでいました」
その上で「パチンコ、パチスロ以外にお金を掛けた印象は確かに無く、ギャンブルのために食費を抑え、ギャンブルのために極限まで節約をして生きてきたようです」と振り返る。稼いだお金のほぼ全てギャンブルに注ぎ続けてきたのだ。立ち直る術として、次のような方法を選んだという。
「プライドも何もかも無くした自分は一から出直すべく、情け無い話ですが、入った給料などは一度親に全て預け、本当に必要な分だけを送ってもらう人生を歩んでいます。意思がまた負けないように制限するのは本当に大変なのです」
と苦しみを語った男性。「韓国では、このような状況に歯止めをかけるべく国として廃止になっているのに、日本は何故まかり通るのか理解出来ません」と国に怒りをぶつけていた。そんな自分に嫌気がさしている様子で
「このように、誰かのせいにしないと過去の腐った自分を見つめ直せないのです。悲しい人生にご加護を」
と祈るように投稿をしめくくった。