男性は現在、コンサルタントのフリーランスとして働いているが、過去に人材募集の広告代理店を半年で辞めたという。入社した会社の労働環境に不満があったからだ。
「人事広告しか売ったことがない会社で、デジタルマーケティング手法を使って求人を増やすコンサルをやり始めたところで入社。誰も(仕事が)わからないので業務が過度に集中し、土日休みもなく平日も夜3時や朝6時まで仕事。会社は夜10時で退社をさせるため、自宅に帰ってから業務をする必要がある」
過酷な勤務状態の中、人間関係にも問題があった。
「言われたことをやっていればいい企業風土があるので、知らないことは押し付けあっていた。上席からのパワーハラスメントは陰湿。 MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政の私立5大学)卒の役員が他人の学歴についてしつこく『大したことない』と食ってかかってくる」
「手取り18万円程度。暮らせるレベルではない」
こうした状況でさらに給料も納得いくものではなかったという。
「手取り18万円程度。暮らせるレベルではないが、他の同じ役職の人に比べたらマシだったらしく、文句を言ってはいけないと諭される。いや、事務職とデジタルマーケでは全然違うだろう……と」
男性は退職後、専門職の経験をいかしてフリーランスに転向した。その結果「個人で仕事をすると収入が3倍(年収600万円)になった」という。最後に
「やる気のない社員のお守りばかりで無休だったのが相当なストレスだったので、(辞めて)満足」
と綴っていた。