ブラックな介護現場を嘆く人たち「過労で体調悪化、ドクターストップがかかっても無視された」 | キャリコネニュース
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ブラックな介護現場を嘆く人たち「過労で体調悪化、ドクターストップがかかっても無視された」

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介護施設で勤務経験のある人から、キャリコネニュースにつらい経験を訴える声が多く寄せられている。(文:林加奈)

※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV

「夜勤の金が払えない、長時間勤務、消防法違反、違反請求等もあり」

50代女性は、ある介護施設にパートとして勤務を希望していたが、面接で「保険請求等で正社員が必要。残業は一切ない」等と言われ、正社員として働くことになったという。ところが

「夜勤の金が払えない、長時間勤務、消防法違反、違反請求等もあり、正社員が自分1人か2人、他はパートのためやらざるを得ない状況」

だったという。残業なしのはずが

「過労で体調悪化。ドクターストップがかかっても数日無視され怒鳴られた。違法で行政立ち入り調査などもあり、すべて証明しても社長は『正社員の責任』と」

と、かなりずさんな労働実態だった。最終的に女性の体調不良は労災認定されたというが、「そんな社長なので、1年半近くかかりました」と憤りをあらわにしていた。

「人によって違う教え方をする。クラスター発生しても人数制限なし」

30代女性は介護施設に入社した際、研修もなく先輩たちからの実践指導だけで済まされる状態で

「人によって違う教え方をする人もいて、困惑してどの方法が本当なのかわからなくなり、忙しい中で実践指導するしかないことにとても違和感がある」

と不満を綴る。

そのうえ女性が勤務する介護施設ではコロナ禍でクラスターが発生。しばらく休業の後、保健所指導のもと再開されたが、その際は「(利用者の)人数制限もなかった」と打ち明ける。

「おおぜいの方々の介護をすることを危険と感じていないのか、会社は収益だけしか考えておらず、現場介護士のことなど何も考えていないのです。この先、不透明な介護職は消滅していくでしょうね」

と呆れた様子で綴っていた。

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