先日、2ちゃんねるに、「『息子さんはまだ無職ですか』『息子さんは町内の恥です』『正直怖いです』と書いた紙が入ってた」というスレッドが立っていた。
スレ主の書き込みによれば、こういう手紙が6日連続で郵便受けに投函され、「おかあさんまた泣いてるし泣きたいの俺の方だよ。仕事なんか見つけられないしふざけんなよ」と書いている。
さらには働けない理由については「人と関わるのが怖い」という旨の発言をしていながらも、コンビニには出向いているとも。ずっと引きこもっているとそもそも近所にも認知されないが、この人の場合はふらふら出歩く働かない大人ということで、それが近所にも知れ渡っているってことだろう。
田舎には、こういう息苦しい風潮みたいなのが実際あるし、「ああいうのが犯罪者になる」みたいな誹謗中傷をナチュラルにかます老人も多少いる。スレ主はまさに、近所からそういう目で……少なくとも手紙を投函した人からは見られているということだ。
母親も気の毒だ。自分が産んだ子をボロクソに言われるのはやっぱりしんどいに違いない。彼の場合、「おかあさん泣かせるのは許せない」とか書き込んでいて、正直色々言いたくなることもあるが、ただ、長年ニートをしている人をここで責めても意味はない。それよりも彼には、母親をこれ以上悲しませないための行動をとってもらいたい。そのための案を考えてみた。
テレワークしてるふり
まず、誰にでも元気に挨拶したり、地域の清掃活動に参加したりできる人は、そもそもニートにならない。なので、普段から近所の人と普段から交流するというのは無理だ。
というわけで、働いているふりをするのはどうだろうか。田舎は人間同士の繋がりが密なので、適当に「どこそこで働いてます」と言っても、確認したがるやつが出るのですぐバレる。だが、テレワークはそうではない。今どきこんな手紙を投函する人に、そこまで調べる能力は備わってないだろう。
コロナ禍以降、テレワークを導入する企業が増えているので、「いや、自分は実は最近テレワークしてるんですよ」とシラを切ろうではないか。仕事もIT関係とか言っておけばいい。家族で口裏を合わせれば問題ない。
その上で、ついでにテレワークOKの職場探しをしてみてはどうか。嘘から出た真という言葉もある。テレワークをしていると見せかけておいて、本当にテレワークすることになれば、万々歳である。正社員としてフルタイムで働こうとかじゃなくて、最初は本当にちょっとした仕事でいい。クラウドソーシングで数百円とかもでいいのだ。そうすれば、多少は自信もつくのではないだろうか。