採用された事務・管理部署ではなく、清掃業務担当になった女性。「業界未経験でも丁寧に指導」と言われたものの、簡単な研修を2日間受けただけで現場に向かうことになった。
「清掃業務を2週間で習熟しなければ、クビと宣言されるスパルタ式。人間関係はギスギスしていて、仕事が出来ない人間には当たり散らすパワハラが横行している」
女性は2週間で退職を決意した。
会社の言い分「丁寧に指導=基礎から指導することではない」
女性は当時の職場について、「求められるスキルが違い過ぎる業務」に就かされたと不満を抱く。
「事務業務で採用されたにもかかわらず、体力勝負の清掃作業を行い、『体力がない』『仕事が遅い』と文句をつけられ、退職に追い込まれて、散々な目にあった」
女性によれば、現場の清掃業務は本来「職業訓練校のビルメンテナンス・クリーニングコースの卒業生か経験者、有資格者」が採用され、「決められた時間内に業務を完了することが求められている」という。
「未経験者にベテラン経験者と同じクオリティを求めること自体、無理がある。会社の言い分は『丁寧に指導=自社のやり方を教育して、仕事を覚えてもらうこと』であって、『基礎から指導することではない』とのこと。最近は募集広告を出しても反響がないと嘆いていたが、当然の成り行きだと思う」
女性は退社して「満足」と綴っている。