男性(福岡県/40代前半)は大卒で、現在は個人事業主で働き、年収は2000万円を超えている。男性には医師で実業家の祖父がいたが、その祖父の言葉が今でも忘れられないという。
「印象的な言葉として、『お前は特別な才能もなさそうなので、勉強でもしてろ』というのが忘れられない。社会に出れば、いわゆる”人間力”が全てだが、そのような大変なものを身につける前に学歴程度を身につける方が簡単なので、『その程度はクリアしておこう』という事だと思う」
自身は学歴について、「正確には必要なケースがあるので、『何も目標がない』か、或いは『必要な職種に就くならば』必要というだけ。一方、『(学歴が)不要』という理由は、自分が体験したケーススタディにしか適応できないため、一般化できないという事だと思う」と持論を語った。
また男性は、「そもそも『学歴が高い』という表現を不思議に思う」と疑問を呈し、
「”自分の目標や興味にあった学問を選択する事”が、資格のように扱われるのが歪んだ価値観だと思う」
と意見を述べている。