保育業界で働いている女性は、以前勤めていた幼稚園がブラック企業だったと明かす。
「前幼稚園でのことです。園長、園長夫人の理不尽な嫌がらせや圧力がありました。毎週のようにターゲットを変え、気に入らない職員には辞職を申し入れるまで無視や仕事の取り上げるなどをし続けました。
園長が怖くて過呼吸になりトイレで痙攣を起こす職員もいましたが、園長両親が揉み消しました。気に入らないことがあると園長室に該当職員を呼び出し、怒鳴り散らします」
日常的にパワハラやいじめをする園長夫婦。「精神的に追い詰められる職員」もいたという。かといって、辞めるのも一苦労だったようだ。
「みんな、彼(園長)が怖くて、辞めたいと思っても次年度の動向(調査)用紙が5月に来るので、退職を書くと目をつけられそこから嫌がらせが始まるパターンもあるため、びくびくしています。『次の所で働けなくしてやる』と言われる職員もいて、退職を諦めた者もいました」
「今でも“篭の中の鳥のような職員”はたくさんいます」
辞めるに辞められない環境の中、女性はなんとか退職できたという。しかし女性は「今でも“篭の中の鳥のような職員”はたくさんいます」と、残された職員のことを心配している。さらに、その園は「定時に帰れず、労働基準法にも反しています」と語る。
「新入園児が少なければ職員のせい……。お寺をやりながら幼稚園、そしてこども園も作り、手広くやっていますが職員が心配です。園長がなかなかの地位にいるため市にも言えずくすぶっていましたが、こちらで言えてよかったです」