ブラック企業に10年以上勤務した人々「親戚が急逝したときも、引っ越しのときも有休を使えませんでした」 | キャリコネニュース - Page 2
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ブラック企業に10年以上勤務した人々「親戚が急逝したときも、引っ越しのときも有休を使えませんでした」

愛知県の40代男性(教育・保育・その他/年収350万円)は、14年間勤務した会社での経験をこう振り返る。

「有給を取得できたのは辞める前の40日間。もし風邪等で休んだら欠勤扱い。当然のようにボーナスもその分減らされていた。普段から有休をとらせないので、叔母が急逝した時も当然のように休めなかった。同居していた祖母が認知症になった時も、急な引っ越しの際にも有休は使えなかった。挙句の果てに人事は外部に人は足りていると説明する始末。体を壊し、足の手術を機に辞めた」

有休取得は基本的には労働者が指定した日に取れるものだが、身体を壊してしまうほど休みが取りづらかった労働環境がうかがえる。

「知らないうちに給与が1万円減額されました」

茨城県の60代男性(事務・管理/年収250万円)は大卒で、30年勤務した会社を60歳で定年を迎えて退職。管理職にも就いたが

「退職金が30万円でした。勤務延長でまだ勤務しています。事務員は私を含め、2名で休むこともままならないです。休みは週1日です。去年、知らないうちに給与が1万円減額されました。同じような会社に勤務して定年した友人は退職金1千万円でした」

と、つらい現実を明かしている。ブラック企業の体質が変わることはないのだろうか。

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