トヨタの人事に「車好きでないと入社するのは難しいですか?」と聞いてみた結果 | キャリコネニュース
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トヨタの人事に「車好きでないと入社するのは難しいですか?」と聞いてみた結果

画像はイメージ

就職面接では「何か質問はありますか?」と、逆質問のチャンスをもらえることも多い。しかし相手が面接官だと、どこまでストレートに聞いていいのかは疑問だろう。

例えば、トヨタ自動車に「車好きじゃなくても入社できますか?」みたいな質問は、就活の場では持ち出しにくい。そんな「気になるけど、求職者としては聞きにくいこと」を代わりに聞いてくれる就職サイトが登場した。

それが、転職支援サービス「Bloomキャリア登録」の「大手企業 人事へのQ&A」というコーナーだ。

商社は体育会系のイメージがあるけど、実際の社風は?

ちなみに、「車好きでないと入社するのは難しいですか?」という質問への、トヨタ人事の公式回答がこちら。

「必ずしも、クルマいじりが好きな社員ばかりではありません。クルマへの関り方は多様化してきています。100年に一度の大変革の時代に突入している自動車業界において、『CASE』という新しい領域で技術革新が進み、クルマの概念は大きく変わろうとしています。モビリティ社会の実現に向け、IT、サービス、まちづくりなど、ご活躍いただくフィールドが広がっています」(トヨタ自動車)

ちなみに「CASE」とは、「Connected(コネクティッド)」、「Autonomous/Automated(自動化)」、「Shared(シェアリング)」、「Electric(電動化)」の頭文字を並べたものとのこと。これからのクルマ作りには、単なる機械工学を超えた、幅広い先端分野の知識・技能が必要になるということだろう。ちなみに回答をよく読むと「【クルマいじりが】好きな社員ばかりではない」と書いてある。このあたりの微妙なニュアンスには注意が必要かもしれない。

さて、三井物産の人事も「商社は体育会系・ハードワークなイメージを持っているのですが、実際の社風はどのようなものですか?」という質問に、次のように回答している。

「チームの雰囲気は部門により異なるところもありますが、2020年のオフィスリニューアル、ABW(仕事によってオフィスで働く場所を変える)や服装のカジュアル化の促進など、当社が伝統的に掲げる「自由闊達」が形になっている場面は多くあります。また非体育会系の社員も多く、働き方についても家族との時間を大切にメリハリのある働き方をしている社員も増えています(ただし、全体的にはかなり仕事好きなカルチャーです)」(三井物産)

これまた、ニュアンスには要注意っぽい回答が来ていて、かなり参考になる。人事の担当者も可能な限り、誠実な回答をしてくれているのではないだろうか。

この調子で、いろんな会社の人事の話が聞けるとしたら、就職・転職活動には要チェックのサイトになりそうだ。このほか、現時点では住友商事やKDDI、ZOZO、NECなど大手企業7社の人事も登場し、年収水準やリモートワーク、副業の可否といった、けっこうセンシティブな質問にも回答している。運営元は年末までに20社程度の情報を公開するとのこと。「企業が伝えたいことよりも、転職検討者が知りたいこと」を発信し、採用のミスマッチを減らしていくとしている。

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