技術職(電気・電子・機械系)の男性は、本社の課長に「管理職のポストを条件に小さい事業所に異動しないか」と誘われ、異動が決まったという。ところが
「行ってみると平社員のまま、普通の製造ラインで働き、それでも数年後には職制にするという年上上司の言うことを聞き、4年間真面目に勤務」
その後、管理職になる予定だったにもかかわらず「その年の春から組織のスリム化のためにサブ的な管理職の自分が上がるはずだったポジションが廃止になり、平社員のままの待遇に」なったという。
「それだけなら何とか我慢もできますが」と前置きし、もっと耐えがたい事態が起こったことを、次のように明かした。
「上役が推している自分の15歳下の後輩と、メンタルに問題があって異動してきた9歳年下を職場のリーダーに抜擢。何も大きなミスをしていないのに、懲罰人事みたいなことを現実にされたので、退職しました」
男性が納得できないのも当然だが、業績が好調でも早期退職者を募る企業が出ている昨今、もしかすると会社の都合でリストラ対象になっていたのかもしれない。