女性は「その中の一人に『今度ランチ行かない?!』と誘われた」という。快諾して指定のファミレスに行ってみたところ、思いがけない人たちが待っていた。
「同僚の彼女だけではなく何人もその彼女の仲間が同席し、滔々とその宗教の素晴らしさと他の宗教の悪さを語って来ました」
「私は『やられた!!』と思い、話しが始まったところで、注文したランチが提供される前に『帰る!!』と言い、自分の支払い分より多め(1000円ですけどね)をテーブルに置き席を立ちました。『ランチ代はいいよ~』と私の背中に言いかける彼女に『つりは取っておいて!!いらない!!』と言い捨てて帰宅」
楽しいランチのはずが、とつぜん宗教仲間に引き合わされた。毅然と対応したものの「腹立たしいしお腹はすくし、その日は一日中不愉快でした」と憤りをあらわにしていた。
翌日出社した女性は「すぐに仲のいい課長に報告」したという。すると、会社の反応は素早かった。
「課長の驚愕度の大きさにこちらが驚きました。後日談ですが、課長はすぐに本社に向かい法務に相談、弁護士を交えて今後の対策を練ったそうです。その時点で私のパターンと同じ様に勧誘ランチに連れ出され、何時間も語られた同僚がたくさんいたそうです」
結局、
「会社としては『何を信仰してもあなたの自由。しかし、社内での勧誘は一切禁じる』と通達しました」
という対応となった。
その後、彼女は「一番厳しいリーダーの下に配属され、半年程で退職」したという。女性は「今から10数年前の話です」と語ったが、いまもどこかでありそうなエピソードだ。