東武線で寝過ごし南栗橋で目覚めた女性 タクシー料金が払えず、夫にヘソクリの隠し場所がバレる事態に | キャリコネニュース - Page 2
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東武線で寝過ごし南栗橋で目覚めた女性 タクシー料金が払えず、夫にヘソクリの隠し場所がバレる事態に

自宅の最寄り駅に着く直前、一瞬目覚めたときもあったようだ。

「下車駅の1つ手前で目が覚め、『本能ってすごいな』と感心しながら背筋を伸ばし目を開けていたつもり……ハッと気づいたら車窓の外が暗い。春日部駅までは沿線に店やマンションがあり明るいのに……」

そんな女性の耳に、衝撃的な音声が入ってきた。

「次は終点、南栗橋。上りの電車は終了しました」
「一瞬何のことかわからず、ポカーン。数秒後、酔いも眠気も吹っ飛び、パニックに!!」
「ドアが開いたらダッシュで階段を昇り、改札口の駅員さんに『タクシー乗り場どこですか?』と叫び、何か言われたことも聞き逃し、指さす方へ猛ダッシュ!」

そこで「1台だけ止まっていたタクシーに飛び乗った」という。携帯電話を持っていない時代で、「夫に電話もできず、心臓はバクバク」と真夜中のアクシデントに動揺と混乱が収まらなかったようだ。当時をこんな風に回想している。

「田んぼの真ん中を真っ直ぐ真っ暗な道を走るタクシー。『お客さん、終電で寝過ごしたんですか』と運転手さんに声をかけられた。ホラーとミステリー小説が大好きなわたしは一気に妄想の世界へ。あー、怖い怖い…運転手さん妖怪かも?このまま魔界へ連れていかれるかも?とか、頭の中が恐怖でいっぱいに」

女性の妄想をよそに無事にタクシーは自宅マンション前に到着。しかしここで、重大な問題に気が付いた。

「ホッとしたのも束の間、新たな恐怖に見舞われた!」
「お金がない」

カード払いやSuicaのない時代で、「現金だけが命」だった。運転手さんに頭を下げて、お金を取りに自宅へと向かったという。そこで…

「玄関口へ出てきた鬼の形相の夫に『お金、お金頂戴!タクシー代がないんだよ!え?ないの?神棚のお札の後ろに赤い封筒あるから、持ってきて!』理不尽にタカビーにまくし立てた私は、封筒を掴んでタクシーへとんぼ返り」

運転手さんに支払いを済ませると、さすがに冷静になり「妖怪呼ばわりしてすいません」と心で詫びながら「お礼を述べ、一件落着」のはずだった。

「夫にヘソクリの隠し場所を暴露したことに気づいてショボーン。心配して激怒していた夫も『赤い封筒』のありかに爆笑」

あまりにも慌てていてうっかりヘソクリをバラしてしまった女性。「あれ以来、酔っ払って乗る終電では降車駅で開くドアに体の一部を寄りかからせて立つことにしている」と手痛い失敗を胸に刻んでいるようだ。

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