喪主なのに出勤を強要され「会社の鑑」と褒めたたえられた同僚 ブラック運送会社の驚愕エピソード | キャリコネニュース
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喪主なのに出勤を強要され「会社の鑑」と褒めたたえられた同僚 ブラック運送会社の驚愕エピソード

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人手不足が続く運送業界。2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の上限規制がより厳しくなるため、業界は配達員の負担を減らす方向で動かざるを得ないだろう。そんな中、退職もやむなしの酷い運送会社の実態を暴露する投稿が寄せられている。(文:林加奈)

「労働時間の大幅な延長を求めてきた。実質的な賃下げなので退職した」

50代女性(東京都/年収400万円)は、ある運送会社を辞めるきっかけになった出来事をこう振り返る。

「給与明細に疑問を抱きつつ、1年半が過ぎたころ、労働時間の大幅な延長を求めてきた。賃金に関してはそれ以前のものと変わることがなく、実質的な賃下げとなるので、退職しました」

給与額はそのままで労働時間だけ増やすなど、受け入れ難い要求だ。「それ以前から残業代未払いもあった」ため、「労働基準監督署ではなく、直接弁護士に相談し、提訴に至っています」と語る。

その結果、ハローワークに残業超過の証拠を出し「自己都合退職扱いから会社都合に変更となり、失業手当の日数が増えました」と泣き寝入りしなかったことを明かした。

「昼飯をセンターで取れば『暇そうだな』と嫌味を言われる」

50代男性(鹿児島県/農林水産/年収300万円)は10年前、「某地域では誰もが知る宅配便会社」で勤務していたという。「普通にサービス残業当たり前。昼飯をセンターで取れば『暇そうだな』と嫌味を言われる状態でした」と、当時を振り返る。しかし、それ以上に驚いたエピソードを語っている。

「父が亡くなった同僚が、葬式の喪主にもかかわらず忌引きが適応されず、上司に出勤を強要された挙句、出勤したら『会社の鑑』と他の社員の前でほめたたえられたこと」

「入社したとき、先輩から『この会社は大企業だが三流会社』と言われた理由が真にわかったときでした」

なお、男性は正社員登用を目指していたが「さんざん騙されて9年目にうつ病で退職」。現在は郷里に戻り畜産業に携わることで、うつは改善されたという。

「名の売れた大企業でもあんなブラックがまかり通るなど、今でも恐ろしいことです」

と苦い経験を述懐していた。

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