ちなみに女性が初めてアルバイトをしたのもコンビニだった。独身時代はスーパーのレジ打ち、飲食店などの仕事も経験し、「結婚し子どもを産み落ち着いたのでパートに出ようとコンビニの求人に応募」したという。接客業には慣れていて自信があっただろう。
「履歴書に職歴をしっかり記入」して面接に臨んだところ、前述の通り店長に「コンビニをバカにしてるだろ?」と鼻で笑われた。この後、さらに驚きのやり取りが展開される。
「私が『いえ、バカにした事はありません。むしろ大変さはわかっているつもりです!』と返答したところ。『お前舐めてるだろ? コンビニを舐めてるわ!』と言われ、何かバカにするような事を言ってしまったのか?態度が悪かったのか? と一瞬パニックになりました」
「ですが心当たりも無く『なぜ私がバカにしていると思われたのでしょうか?』と聞くと、『なぜこの店の時給が高いかわかるか?(別にそんなに高くもなく周辺コンビニと同じくらいでした)生ぬるい仕事はしてねーんだよ! 見てみろよ! これだけ店内がピカピカで陳列もきっちりしている! あんたが以前勤めていたコンビニが楽だったから応募してきたんだろ?』と言われ頭にきました」
自分の店舗運営にプライドを持つのはけっこうだが、いくら何でもひど過ぎる言い方だ。女性が怒ったのも頷ける。このとき「扉一枚向こうにはお客さんがレジを通していることが分かった」という女性は
「私のことを舐めていますよね? こんな店で働きたいと思いません!」
と大声で言った。わざと客に聞こえるように言い放ったのだ。
「店長は扉を開けてお客さんがいることが分かると『どうもありがとうございました! またお願いします』と、とびきりの笑顔で私を見送りました」
とかなり後味の悪い面接は終了した。
「その後、本社にそのことを電話で報告」ママ友にも共有
収まらなかったのは女性のほうだ。こんな行動に出ている。
「その後、本社にそのことを電話で報告をしたところ『事実確認をさせて頂きますので、折り返しのご連絡をお待ちください』と言われ数時間待つと『そのような確認が取れませんでした。恐れ入りますが面接を受けた店舗名は間違っておりませんか?』と言われ『防犯カメラを見て下さい!』と伝えるも『誤作動か何かで映像が残っていない』と言われました」
店長が証拠隠滅した可能性はあるが、ほかに証明する術がない女性は「本社も映像が残っていないことが不自然だとは思わなかったのでしょうか?」と不満を漏らすにとどまった。
しかし「今回面接を受けたコンビニは私の地元でもあったため、子どもの学校関係者、ママ友や私の同級生などに」この件を共有したという。地域に愛されるはずのコンビニが、地域住民を敵にまわしてしまったようだ。
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