この玩具店では、1階で一般玩具、2階で高級玩具を扱っていた。募集は2階の玩具コーナーで、それには兜飾りと5月人形の取り扱い経験が必要であり、筆による送り状の作成もしなければならないとのこと。男性はこれらを事前に知っていたら「応募しなかった」と本音を漏らす。
男性にも販売経験はあったが、それがコンビニ店長だと知った社長から、「コンビニと一緒にされては困る」と苦言を呈されたという。冷や汗が出そうな状況に加え、面接は真夏にクーラーもない一室で行われていた。すると社長は汗をかいた男性を見て、
「汗かきだね、高級玩具に汗ついたら買い取りだよ?」
と、部屋にクーラーがないことを棚に上げ、あろうことか男性の体質の問題とすり替えたのだ。
さらに、
「字が汚い!(これはまあごもっとも)」
「え?結婚してるの!? 奥さん可哀想、早く就職しなさい!」
と言いたい放題だった。その後も社長は「『奥さん可哀想』を面接中連発」。社長の意図はわからないが、初対面の人に言うことではないだろう。しまいには、
「しかし、君みたいな人が向いてるかもしれないな?」
と言って面接は終了したが、届いた結果は不採用。男性は、
「子どもの頃から憧れのお店だったので、なんとか我慢したけど」
とやるせない思いを綴った。
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