誰しも社会に出ると、学生時代には想像だにしなかったことを経験するものだ。上司に理不尽なことを言われたり、職場の謎ルールを押し付けられたりして、失望する人もいるだろう。今回は、キャリコネニュース読者から寄せられた「社会人になってから絶望したエピソード」を2つ紹介したい。(文:林加奈)
50代後半の女性(北海道/医療・福祉・介護/年収250万円)は、どんな状況でも出社を強要してくる会社に勤務している。
「地震だろうが台風だろうが、公共交通機関、タクシーすら動いていなくても出勤命令があります。車もなく歩くしかないのですが、15kmの道のりを歩くとなると150分はかかります。それを定刻で出社命令。無理でしょ」
と、怒りを通り越して呆れているようだ。
「有給休暇は使ってはいけない、使うなら本当に平日に休まなきゃいけない理由を上司に説明」
30代前半の男性(埼玉県/医療・福祉・介護/年収550万円)は、「何社か経験しましたが、普通に法律違反をしている会社ばかりです」と前置きし、こう語る。
「例えば、有給休暇は使ってはいけない、使うなら本当に平日に休まなきゃいけない理由を上司に説明しなければならない。月の残業時間が100時間を超える。しかし残業代は出さない。2週間以上休みがない。求人票と実際の給料、勤務時間、賞与が違う。などいろいろありました」
こうした現状に男性は怒りの声を上げる。
「会社にも絶望しましたが、ブラック企業をもっと問題視しない国にも絶望しました。もっと問題視しろ!法律守るだけでもっと働きやすくなるんだよ!」
と、ブラック企業を野放しにする国に対しても絶望する男性。人口が減少するなか、誰もが働きやすい職場を増やすことは必須だろう。
「高い買い物だったと後悔しています」 マイホームを購入するも“道路族”に悩まされ「静かな田舎へ引っ越しました」と語る女性