女性は心の中で「おかしいのはあんただ」とツッコミを入れたが、もう埒が明かないと思ったのだろう。保険会社に電話での説明を頼み、
「企業や施設の車での事故ならば、その車にかけてある保険で対応してほしい」
と職場に伝えてもらったそうだ。ところがそれでも解決せず、なんと今度は給料から修理代が天引きされてしまったという。
「20万円の手取り給から10万円引かれたら生活できないです。怖くて施設の車で外出したくないです。ですから『今度からは外出時は自分の車で行かせてくれ』と頼むと、『それもダメだ、責任が取れない』と言うのです。『いや、責任取ってくれんじゃないか!』と呆れ、退職を決意、敢行しました」
女性いわく、施設は毎日利用者の送迎があり、ケアワーカーやケアマネージャーが走り回っている状況のため、「少し擦ってしまう程度の事故」はよくあることで、「前に勤めていた施設でも、年間にすれば数回は事故はありました」という。女性は、
「自分がやってしまったのはショックでしたが、まさかあんなことになるとは……」
「今は『万が一事故が起きても報告書と謝罪だけ』という施設にいます。安心して出かけられます。もちろん注意して運転しています」
と語っていた。
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