今度は夫が麦茶の愚痴を、次のようにこぼしているそうだ。
「作っても作ってもすぐなくなる」
「なくなってたら責められる」
「誰もねぎらってくれない」
これは家庭における「麦茶づくりあるある」だろう。ねぎらいが無いのはともかく「責められる」のではやりきれない。投稿主が
「交代前に私が言ってあなたが鼻で笑ったことだよね」
と言うと、夫はへこんでいたそうだ。「やっぱり代わってと言われたけど断った。これから夏だけどよろしくー」と勝ち誇ったように結んでいる。
投稿は「煮出し」か「水出し」か明記していないが、苦痛になるほど面倒なら「煮出し」かもしれない。確かに夏は頻繁に作るので大変だろう。
この投稿のブックマークには自身の麦茶事情を明かす人が相次ぎ、こんなコメントに共感が寄せられている。
「『水出しでいい』ってコメントちょこちょこあるけど、水出しでも面倒くさすぎる 勝手に湧いて出てきてほしい」
「空にした人が作れと言うとみんな飲まなくなった。面倒を人に押し付けてることわかってるんだなと思ったよ。水出しにした」
ほかにも、「大きいペットボトルの麦茶を箱で買う一択」「子供に作らせる」「水道水を冷蔵庫で冷やすだけで十分美味しいよ。麦茶不要」など、麦茶を作らないことまで推奨する人も散見された。
「また麦茶作るのか…」と若干ノイローゼ気味
たかが麦茶づくりといってもこれに大きなストレスを抱えている人は珍しく無いようで、ガールズちゃんねるにも5月下旬に「麦茶を作るのに疲れた」というトピックが立っていた。
こちらはトピ主がいつも一人で「煮出し」で麦茶を作っているという。2人の子どもに加え最近は義姉親子が同居し始め消費が早く、
「作ってもあっという間に無くなってしまい、『また麦茶作るのか…』と若干ノイローゼ気味になっています」
と疲弊している。前述の夫婦が家事分担をきっちり決めている様子なのに対し、交代要員はいない様子だ。
トピックの反応は、こちらも
「お茶作るのめんどくさいから水にしたー家族の誰も何も言ってこない」
「1人でやる必要なくない?もしくは水じゃだめなん?」
など、水出し推奨や家族に作ってもらうようトピ主を励ます声が多数あがっている。
ちなみに筆者宅は浄水器の水で「水出し」だ。家族が毎日水筒に入れて出かけるため、ほぼ毎日作らねばならない。水出しでもボトルを洗ったりする手間は面倒だが、なくなれば夫も自分で作るためそれほど不満は感じていない。
思うにこれは、麦茶づくりに限らず家族の誰かにひとつの家事を押し付けていることが問題なのでは。家族全員でルールを考え直すか、少なくとも「たかが麦茶づくり」と侮るのはやめたほうがいいだろう。