さらに、上司からは毎日見張られており、そのせいで集中して仕事ができなかった。心理的安全性は皆無だ。こうした事態を別の上司に伝えたが、守ってはくれなかったそう。
限界を感じ、女性は異動願を出した。しかし異動は叶わず、現状についてこう不満をこぼした。
「今の部署で内勤務にさせられ給料は下がるは異動はうやむや。今は時間がすぎるのを耐えている」
埼玉県の60代前半の女性(サービス・販売・外食/年収300万円)は、会社の「リスク管理の甘さに呆れた」経験があるそう。それは、「コロナ禍の始まり」の時だった。
「同僚の同居人が40度近い高熱を出したので念のため休みたいと申し出たのに、まだ熱が出ていないなら出勤するようにと上長から指示が出た」
この非常識な対応に、女性は「何かの間違いかとその上の上司に確認」した。すると、「人が居ないから出るように」となんの戸惑いもなく返してきたという。
女性の仕事は、「警備系で多くの人と関わり合うポジション」であるため、なおさら感染には警戒が必要だっただろう。これではやってられない。
※キャリコネニュースでは「あなたが経験したブラック企業エピソード」を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/5HZRDFFX