「前職の上司より、今の上司がしっかりと教育してくれる。些細なことでも怒ることがない。前職よりも手取りが上がった。10万も」
こう語るのは広島県の20代男性だ。一般事務から営業スタッフ(いずれも正社員)に転職し、年収は350万円だという。収入が上がっただけでなく、上司にも恵まれて羨ましい限りだ。
一方、転職に失敗した人は具体的にどのような点が失敗だったのだろうか。
「就職したは良いが、前職で雇用契約書なども一切なし、後出しでいろいろ発覚し精神的に追い込まれ、7か月で退職」(40代男性/神奈川県/年収200万円)
この男性はすでに退職しているが、後出しで知らされたのは、社員ではなく「業務委託」だったという事だ。やはりあらかじめ雇用契約書も交わさない会社は信用してはいけないようだ。
また事前の情報と異なる労働環境だったと嘆くのは、東京都の50代女性(法務事務/年収650万円)だ。前職はメーカーで法務事務として働いていたが、IT系の企業に同じ職種の正社員として転職した。しかし……
「残業ほとんどないと言っていたが毎日深夜残業をしている。他の部署はリモート勤務だが自部署は出社。上司だけがリモート勤務を行っている。年間休日が書いてあった日数と全く異なっていました」
と違和感や不満が止まらない様子だ。求人の内容と実態がことなっていたり、上司に恵まれなかったり、入社してみないとわからないことが多いことが、転職の足かせになっているのかもしれない。
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