考えたくないが、職場で窃盗などの犯罪が起こることもある。東京都の50代男性(建築・土木技術職/年収550万円)は、社内で
「ある担当者が支払い業者に水増し請求させて、あとで本当の金額との差額を受け取っていた」
と明かした。その後、差額を受け取っていたのがバレた担当者は全額返還したため、告訴こそされなかったものの「十分業務上横領事件だった」と男性は切り捨てた。(文:國伊レン)
「同じ職場にいるのかと思うと気味が悪い」
岡山県に住む40代女性(設備・交通・運輸/年収200万円)は、職場で私物を盗まれたことがあるそう。
盗まれたのは、勤務先に置いていた使いかけの「インスタントコーヒーの瓶」だった。女性はその瓶を自宅に持ち帰ろうとしており、バッグに入れていた。しかし、その状態で社用車を使用している際にバッグから落ち、車内に置き忘れたまま帰宅してしまった。
「そのインスタントコーヒーの瓶はその後社用車を使用した者に持ち去られたらしく、なくなった」
社用車に落とし物があれば、誰もが社員の私物だと思うだろう。連絡もなく持ち去る人間がいるとは驚きだ。だが、さらに衝撃なのは
「同僚にそのことを話すと、数日後にまたその社用車に戻されていた」
ことだ。女性の話を聞いてこっそり車に戻したのだろう。
「使いかけのインスタントコーヒーの瓶を盗むような者が同じ職場にいるのかと思うと気味が悪い」
インスタントコーヒーなど、人から奪わずとも自分で買える金額だろう。盗んだ理由も良く分からないだけに、なおさら不気味である。
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