実際、高学歴者からの応募もあったものの、結局採用されたうちの多くは「高卒」だったそう。この結果を受け、女性はあることに気づく。
「『自分の意見を言う女は生意気だ、俺のいう事を聞いていればいいんだ』という世間からはずいぶん外れた男尊女卑の旧式の世界でした」
さらに、自身の実感をこう続けた。
「男性社員が間違いをおこしてはいけないという理由でなるべく採用ギリギリの高年齢、美人ではない部類の女性を積極的に採用していました」
「懇親会は場末のスナックのようでした」
彼女たちの前職は、「生命保険のセールスレディ」が多く、とにかく口が上手かったと振り返る。
「上役のおじさん達は鼻を伸ばしていて飲み会ではタバコのライターをさっと出すといった技に驚きでした。懇親会は場末のスナックのようでした。時々若くて可愛い女性が入るとオバサン達の妬み、僻みの対象になり色んな意味での社会勉強になりました」
「狸と狐は山の中だけにいるのではない」と悟った女性は、今では社内で「人間ウォッチング」を楽しんでいるという。
新卒での入社時については「学歴の必要な会社も確かにあります」としたうえで、「地方の中小企業はそれほど学歴は問われない」と実感しているそう。過去の話と思いきや、
「今でも高学歴大卒を採用したくない企業もありますので。だから優秀な人材は一極集中します。田舎はコネ、同族の多いのも事実です」
こう地方の現実を語る女性。現在の企業で、「学歴はあまり関係ない」ことや「学歴=人格の高い人とは限らない」ことを学んだという。これには思い当たる人がいるようで、「長年人の悪口ばかり言う人妬み、僻みのひどい人は顔が浮かんできますね」と書いている。
自身の学歴について、「今のところ不満は全く無し」と答えており、現状に満足している様子だ。キャリアについては、
「当時たまたま応募した企業ですが地元の大卒の女性正社員よりは福利厚生でいい思いをしている。高卒でたまたま名前のある会社に入っただけ。運だと思う」
と投稿を結んだ。
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