新しく入った社員が会社に定着しない場合、それなりの理由がある。茨城県に住む40代男性(技能工・設備・交通・運輸/年収300万円)は、前職で
「入社後5日くらいで辞める方が何人かいました」
と当時の勤務先の不穏さを明かす。この会社は労働環境があまりにも過酷だった。(文:真鍋リイサ)
「夏だと30℃前後で長袖。勤務時間は12時間」
そこは勤務時間が長く、「休憩込みで12時間」というから残業ありきの勤務体制だったのだろう。しかも
「職場は暑く、夏だと30℃前後で長袖で作業している」
という有様だ。男性は「仕事が慣れればマシにはなりますが大変」と言うが、たとえ慣れても猛暑の中で長時間働き続けることはきついだろう。
また、東京都に住む40代女性も悲惨な職場事情を教えてくれた。
「社長がお金に関する事は全て1人で決定している。昇給、賞与等も査定がなく社長の気分で金額が決まる」
社長のワンマンぶりが酷く、しかも全く社員を気遣う姿勢がないらしい。さらに社内で「愛人」を雇っている始末で、
「人事のトップは社長の愛人だから、気に入らない人が居たら退職させるように異動をかける。労基法違反も沢山していて揉み消す」
人事が社長と同じようにやりたい放題とは手に負えない。こんな会社で働き続けたいと思う人などいないだろう。
「それを分かってしまった人間はみんな辞めていく。評価制度、やり甲斐が全くない」
案の定、内情を知った人は次々と辞めているらしい。このような理不尽がまかり通っては、会社が続かなくなるのも時間の問題だろう。
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