男性は元請け会社の会議にも出席していたようだが、
「製造会議において堂々と『間に合わなければ請負先にお願いすることとします』と耳を疑う言葉が飛び交うことが日常茶飯事です」
と呆れたように振り返る。「請負先」とは男性の勤務先のことだろう。無茶な生産量を下請けに丸投げしていたと見える。しかも
「私自身、みなし管理職として違法な立場に置かれたことから月140時間以上の残業代も出ず、それでも、請負元からの無茶振りはなくなることはなく、異を唱えようものなら『言うことを聞かないからこの人を代えてくれ』と言われて、当時の会社はそれに右ならえです」
会社は守ってくれないどころか、いわゆる名ばかり管理職で残業代も支払われない過重労働。いくら働いても報われないと絶望してもおかしくない。そんな状況で男性は
「新人はおろか、私自身もほとほと呆れてしまい、退職しました」
と会社を見限ったことを書いていた。
※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA