そのため女性は、用を足す前にトイレレバーを下げ、水を流す。そのあとトイレ内に備え付けられている小さな水道で手を洗い、自前のハンドペーパーで鍵やレバーを拭く。
「男性職員が触っていますから、汚いとしか思えなく」と理由を説明する。つまり、男性職員が用を足した直後の手で、鍵やレバーを触っていることを受け付けられないようだ。この一連の作業のあと女性は用を足す。
「用を終えたらまたハンドペーパーで直接触らないようにしてレバーを触り流します。ドアの鍵もハンドペーパーで開け肘で閉めます」
と自身が使用したあとも、洗っていない手でレバーなどを触らないという徹底ぶりだ。しかしこれではトイレに行くたびに疲れる。
「あーストレスが溜まりっぱなしです。毎日こんなトイレ生活は嫌になります」
と本音をこぼした。掃除も女性の役目だという。
「汚いとは思いますが私も使わねばならないので掃除します。男性、女性と別々ならどれだけ楽かと考えますが、次の仕事を探すのも面倒ですし、採用されるとは限りません。社長が良い人なので我慢します」
とは言うものの、毎日のことだからストレスは溜まる一方だろう。職場のトイレ問題は結構、深刻だ。
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