上司いわく、その新人は「一番簡単な説明だけやらせてみたりするが、付きっきりで誰かが見ていないと何を言い出すかわからないから人手が割かれる」として、別支店で手を焼いていた人材とのこと。
「別支店は新人教育で人員をさけないから、『ゆとりがあるこの支店でしばらく預かってほしい』と言われているとのことでした。しかしうちもギリギリで回しており、付きっきりでその子につく余裕などありません。上司は安請け合いをすることが多いのですが、あまりにも酷い」
とため息をつく。厄介なことに、本人は自分ができていない自覚がないため、「別支店では3年目なのに何も任せてもらえない。あとから入った人は何かしら任されていくのに」と文句を垂れていたそうだ。
「ある時などは、一番簡単な説明をさせたところ、一番肝心な部分の聞き取りと説明なく『お話は以上です!』と切り上げ立ちあがろうとしたので止めてフォローし説明を交代して、事務所に戻った後から指摘すると『ここまでの説明は以上です、って意味でした!』と苦しい言い訳。立ちあがろうとしてたのに、です」
ほかにも、女性が電話をかけようとダイヤルプッシュしたタイミングで「今質問いいですか?」とどうでもいい世間話をしてきたり、朝の予定確認でバタバタしているときに「体動かすっていいですよね」と脈絡のない会話をしてきたり……。帰ろうとして、片付けてカバンを持ったところで「質問いいですか?」と来たこともあった。
「『何ひとつ任せてない!』と全員がつっこみました」
女性は1か月で限界を迎え、
「私1人であの子をお世話してたら、こっちが鬱になりそうです」
とギブアップするしかなかったという。その後、女性に代わって新人に付いた人も1週間で音を上げたため、最後の1か月は上司が彼の面倒を見ていたそうだ。
「もちろん、約束の研修が終わったら元の支店に返品となりました。元いた支店からは、『よかったらずっとそちらで』と打診があり、本人もそれを望んだのですが、さすがの上司も『結構です』と断ったそうです」
その後、もっと彼に合った仕事やトレーニングについて思いを巡らす女性は、後日談を明かした。別支店に戻った新人は「あちらではいろいろな仕事を任せてもらえた」「もっともっと仕事を任せてくれ」と言い出したとのこと。これには
「『何ひとつ任せてない!』と全員がつっこみました」
と呆れたように書いていた。
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