いきなり「やる気ない」などと言われ、身に覚えのない女性が「八ッ」と驚いて唖然としていると、
「ウチは俺が気に入った子しか入れないから、あなたダメだよねー」
「この面接続ける?辞める?辞めとく?」
と、畳みかけるように言われてしまった。とっさのことで女性は「何も言えず意味が判らず」頭の中が真っ白になったようだが、もちろん、そこまで言われて続けますとは言えないだろう。促されるまま「んじゃ~辞めときます」と告げ、事務所を後にした。しかし……
「外に出て少し考えたら頭にきてイライラし出しました。求人情報のアルバイト・パート募集記事写真には、この人と若い女の子がネイルを見せながら載っているのを思い出し、また、イライラ! 始めから、若い女の子が希望なら、わざわざ連絡してきて面接なんてしなきゃいいのにと…」
年齢は面接を受ける前に伝えてあるのに、わざわざ面接に呼んでからダメ出しするとは意地が悪い。やはりかなりクセの強いオーナーだったようだ。
「俺はいつもこのスタイルなんだよ」とコンビニの制服も着ておらず、ワイシャツに黒エプロン黒パンツで髪をツンツンに立てていたほか、アクセサリーもしていたようで、かなり自由な風貌だった。事務所に入ってすぐの第一印象が「引くくらいだった」という。そういうオーナーのもとで働くことにならずに済んで却ってよかったわけだが、怒りはいまだに収まらない様子でこう語っていた。
「採用されなくって良かったと思うが、やはり今考えるだけでも腹立つ面接でした」
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