同族経営の会社では特に、社員が経営陣に不満を持つことが多いようだ。投稿を寄せた40代のエンジニア男性もその一人で、社長の息子の経営能力に疑問を抱いている。発端は経営会議で、自社製品を値上げしたいという意見が役員から上がったときのこと。
「(価格を)どのくらい上げるのか、いつまでに? という会議の中で社長息子が、『弊社は他のライバル企業に比べて信用がありません。ここで値上げして離れることになったらいけないので、今回は見送りたいと思う』と発表」
役員たちは値上げを見送られた上に、「弊社は信用されていない」という発言に衝撃を受けたに違いない。社長の息子には経営陣の一員である自覚がないのだろうか。(文:天音琴葉)
値上げ交渉が嫌なだけでは? 役員らは疑心暗鬼に
値上げに対して弱気な社長の息子だが、男性曰く「業界では最大手」なのだそう。しかもライバル会社はどこも値上げをしているという状況だ。「毎年、確実に5%目標で値上げをしている」というあるライバル会社を引き合いに出し、
「今の時代に値上げをせずにどうやって利益を出すのか。販売数も減っている状況の中、ただ値上げをしないという意見に、なぜしない? 顧客に伝えもしないのか?」
と、役員らは呆れ返ったそう。値上げしないなら社長の息子に代案を出してほしいが、「社内節約はなにも意見もでない。どんどん貧窮化するのが見えてます」と男性は不安を漏らした。
社長の息子が値上げしない理由について、こんな噂が囁かれているそう。
「息子は、コミュ症気味で、交渉ごとが大の苦手。おそらく値上げしに交渉するのが、いや。もしくは、行なって顧客からの意見対応することをしたくない、からの値上げなし、との判断ではないのかと役員はみな疑心暗鬼」
事実だとしたら息子は経営者には向いていないだろう。それなのに来年には社長交代の話もあるそう。「今後どうなるのか」という心配の声が社員らから上がるなか、社長の息子は「来年になれば、仕事は増えるし、なんとかなりますよ」と至って楽観的だという。「先が思いやられます」と男性は投稿を結んだ。
社長の息子でも経営者に向いていないことがある。この社長の息子は何代目かわからないが、2代目で傾き、3代目が会社を潰すとよく言われている。そうならないといいが。
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