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ここ数年、小売店などで従業員のワークライフバランスを考慮して年末年始は休むという動きが広がっている。しかし、仕事柄どうしても休めないという人も多い。代休が取れたり、手当がもらえたりといった補償があれば納得いくが、そうもいかないようで……。
北海道の20代女性(年収350万円)は、老舗の旅館系列の飲食店で、正社員として働いている。「12月31日から6連勤です」とし、
「年末年始も営業していて、パートさんは希望休が出るので休めないので……GW、お盆も全てフル出勤で、代休も手当もなにも出ません」
とこぼした。(文:天音琴葉)
12日31日は早出&残業で初売りの準備
実家では親戚が集まるそうだが、
「私だけ正月も連日働いていて、1日くらいは休みが欲しかったです……接客業なので仕方がないです」
と嘆いた。せめて代休くらい取れるよう上司に交渉したほうがいいだろう。
埼玉県の50代女性(年収450万円)は、百貨店で働いている。スーパーや百貨店では年末年始は書き入れ時だ。年始は1月2日に初売りが始まるところが多い。そのため女性も、
「1月1日のみお休み、12月31日は早出して残業して1月2日の初売準備です」
と、ほぼ休みなしだ。代休は取れないが手当てはあるそう。だが1日分しかもらえず、「雀の涙程度の金額」とこぼした。
「この業界を選んだことが失敗の始まりではありますが。余りにも忙しすぎて、可笑しくなってきちゃってへらへら笑いながらお客様と接しています。同僚も上司も同様で、みーんな可笑しくなってやってます。じゃないとやってられな~い!っていうのが正直なところです」
中には三が日が休みのスーパーマーケットもあるとし、「羨ましいーっ!!」と結んだ。
介護や医療に携わる人たちも、休みを取りづらいようだ。東京都の50代女性(年収250万円)は、
「障がい者施設の通所で働いていますが、グループのグループホームで、スタッフが年末年始にいなくて、急遽、日勤で働きます」
と打ち明ける。夜勤も打診されたそうだが、「体がキツいので、断りました」とのこと。また年末年始手当てが支給されるものの、「微々たるものです」と納得がいかないようだ。
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