新入社員が定着しない会社は、どんな課題を抱えているのだろう。兵庫県の20代後半の女性(営業/年収350万円)は
「4年働いても給料が上がらない。50代60代の社員が多く、間の30代がいないからギャップがある。マニュアルがないからなにをどのようにしたらいいかわからない。働く時間が長いけど、残業代が出ない」
と、勤務先で新入社員がすぐに辞めてしまう背景をつづる。中堅社員がいない職場で頼れる人もいないのだから、辞めたくもなるだろう。(文:林加奈)
「毎日朝から罵倒の説教。ほとんどの方は、1週間で退職してしまう」
愛知県の50代男性(サービス・販売・外食/年収450万円)の職場も、やはり辞めたくなるような環境だ。
「パワハラが凄く、朝からの説教が凄い。これで1日のやる気が一気になくなる」
「社員も態度が物凄く悪い。入社1日で辞めたり、離職する人が物凄い。中途でも、教育機会すらなく、毎日朝から罵倒の説教。ほとんどの方は、1週間で退職してしまうが、会社側は何も手を打たず、むしろ辞めていけの状態」
こうして簡単に人がやめてしまう会社だが、会社自体は「急成長しているためすぐに入って来るので、心配なしの状況」らしい。だが、こんなありさまでいつまで好業績が続くだろう。
大卒の新入社員を「全く尊重しない。教えない」高卒の上司
「新入社員3名入社、1年以内に2人退社」という離職率の高さを語る埼玉県の60代男性(事務・管理/年収350万円)。それは上司が原因だという。
「理由は、大卒の新入社員を高卒の職歴長い上司が全く尊重しない。教えない。辞めても困らない様子。出来が良ければ自身の存在感を脅かすという感情で接する」
と、上司の保身のせいで新入社員が定着しないという。新入社員が辞めて上司は困らないかもしれないが、現場で働く人の負担は増え、困る一方ではないだろうか。
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