どんなに待遇が良くても、ワンマン社長がパワハラするような会社から新入社員は離れていくものだ。
投稿を寄せた50代女性が、福祉車両のメーカーで働いていたときのこと。そこは社長による言葉の暴力が日常茶飯事で、退職者が後を絶たなかった。
女性も入社直後の右も左も分からない状態で会議に参加させられたり、顧客らしき人から「辞めないでね」と何度も言われたりして、次第に「おかしい」と思うようになっていった。(文:天音琴葉)
「簡単に辞めれると思うなよ」
社長の言葉の暴力は、すべての従業員に対して行われるわけではなかった。それよりタチが悪いようだ。
「誰かを的にしてイビるんです。嫌がらせも度が過ぎててえげつないんです」
社長はある営業担当者に納車の指示を出す際、「朝の4時に出ればいい」という無茶振りをしたこともあった。
日常的に行われていたパワハラを見ていた女性もつらかっただろう。退職を決意し、社長に伝えた。すると思いもよらない言葉が返ってきた。
「私が辞めると言うと、『簡単に辞めれると思うなよ』とか、『泣けばいいと思ってるやろ』とか、『ふざけんな』とか、録音しといたらよかった」
恫喝はもちろん、退職を拒否すること自体が違法だ。結局、辞めたようだが、女性だけではなかった。
「そこに一緒に入った5人は、全員辞めました。その後、次から次に条件は最初はいいので入るのですが、即辞めます」
今もハローワークの求人に載っているそうで、「リサーチして載せないようしてもらいたいです」とこぼす。求人票と違う内容の仕事だった場合などに相談できるというハローワーク求人ホットラインに電話してみたらどうだろうか。
「近所なので、早く無くなれと心底思ってます」
相当、嫌な思いをしたのだろう。退職後も恨みが消えないようだ。
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