外資系企業と言えば、自身の実力に応じて報酬も上がっていく成果主義を想像していたが、実態はかけ離れたものだった。
「英語ができないから、シニアマネージメントへ説明すら出来ない上司たち。中途は仕事を任せられるが、成果主義のように給与に反映されないから、辞めていきました」
外資系企業で語学力がないとは致命的だ。仕事のできる中途採用者が辞めていくのは当然だろう。そんな環境では男性も望んだ待遇は得られなかったようだ。
「私もグローバルのプロジェクトリーダーと成果も出したのに、ポジションが空かないからと、昇進条件を満たしてるのに直属の上司から話がでず」
どんなに頑張っても見合う対価をもらえなければ、転職を考えても仕方がない。別の外資系企業に転職し、納得のいく報酬ももらっているようだ。
「すぐに違う外資に転職し、バリバリ成果を出して、給与も前の1.5倍程度貰ってます」
男性の今の年収は1500万円ほど。転職して正解だっただろう。
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