次は昔の話だが、東京都の50代男性(営業/年収600万円)は「20年ほど前に転職した会社」について、いまだに解せないことがあるようだ。親族の結婚式や葬儀への参列は就業規則で特別休暇として認められていたが、
「『親類の結婚式に出る場合は招待状』を『親類縁者の葬儀に参列する場合は会葬御礼』を会社に提出することが義務でした」
つまり“証拠”を提出しなければならなかったようだ。
「なんでも以前いた人が『結婚式だ、葬式だ』と言って仕事をサボりまくっていたことに腹を立てた社長が『招待状や会葬御礼を持って来い』と言い出したことで慣例化されたそうです」
そして参列した後にも“証拠”が求められたというのだ。
「おまけに式の写真を添えなければいけない。招待状や会葬御礼の偽造防止だそうです」
結婚式ならまだいいが、葬式では写真を撮らないし、そもそも撮りたくないという人がほとんどだろう。
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