別の大手証券会社の面接では、こんな体験もしたという。
「面接日に体調が悪く、日程変更をお願いしたいとき、『君、やる気あんのかよ』と話をされました」
これも今ではあり得ない話だ。高圧的な態度に、男性は「こんな会社行きたくないなぁ」と選考を辞退したのも無理もない。
時代は変わり、現在は学生に有利な売り手市場。男性は当時を振り返り、こう結んだ。
「今じゃ、人手不足でどこの会社も人事部は大変でしょうが、人材を人財とその昔から話していた企業さんは正しかったんだなぁと振り返ることがあります」
そんな男性は現在、営業職に就いており年収800万円。時代のせいにして腐ることなく、厳しい中でもキャリアを積み重ねてきたのだろう。
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【シリーズ:失礼な面接官たち】


