「そのまんまの内容が来ていたので、私はその返信に『私のところに来ていますよ』と、そっと返信しました。すると、間違えて送った内勤事務職の方から『あ! すみません、すみません。本当に申し訳ありません!』とすぐに返信」
おそらく同僚に送るはずのメールを、話題にしていた本人に送ってしまったのだろう。平謝りのメールが届いたが、男性は許さなかった。
「悪口言われた方は堪りませんので、すぐに上長に報告・メールを転送しました。私としては、就業時間内に業務に関係無いメールをしていたのも問題なので、対処してほしいと上長に相談しました」
男性がなぜ、ここまで強硬な対応をとったのか、理由を次のように続けた。この事務職の女性は普段から態度があまり良くなかったというのだ。男性は「むしろチャンス到来といえました」と当時を振り返る。
後日、上長から注意された本人から謝罪メールが届いたが、男性は「あとの祭りだと思います」と突き放した。だが結局、退職したのは男性のほうだった。この件が直接のきっかけではないが、この職場ではパワハラも横行していたという。男性は「コンプライアンスもあるようで何にも無いんだな」と嫌気がさし、それから1年もしないうちに退職したそうだ。
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