「残業代カットで月5万減」国家資格持ちの30代女性、上司の給料は自分の1.5倍でモチベ上がらず | キャリコネニュース
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「残業代カットで月5万減」国家資格持ちの30代女性、上司の給料は自分の1.5倍でモチベ上がらず

画像はイメージ

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専門的な国家資格を持ち、長年勤め上げてきたとしても、その努力が必ずしも待遇に反映されるわけではないようだ。子ども2人を育てている30代既婚女性(福岡県/年収350万円)は、医療系の国家資格を取得後に就職し、現在は勤続16年目になるが、現在の月給は手取りで約20万円だと嘆く。

「以前は残業申請が認められていたため、手取りで5万円ほど多くもらえていたが、現在は残業が認められないため、毎月の給料は定額」

と、残業代カットによるダメージの大きさを語る。仕事に対するモチベーションを下げる要因はほかにもあるという。(文:林加奈)

「子どもに手が掛からなくなったら転職と思っても……」

「小さな部署のため役職も付かないが、管理業務もしなければならない。同じ時間に出社して、退社時間も同じ上司は私がもらう手取りの1.5倍の額。モチベーションなんて全く上がらない」

「入社してからほとんど昇給もなく、勤続年数だけが長くなり、仕事が増える一方です」

勤務時間が同じで管理業務もしているのに、給料が1.5倍も違うとなれば不満を感じるのも当然だ。

その不満は生活の苦しさにも繋がっているようで、女性はこう続ける。

「学生時代に借りていた奨学金や車のローンを返済しながら、保険料等諸々の支払い、子ども2人の習い事や学校への支払いをしていると手元に残るお金はわずかです。その僅かなお金は少しでも増えるようにと積立投資にまわしています」

国家資格があれば、転職も容易にできるのではないかと思われるかもしれないが、女性は転職したくてもできない現実をつづっている。

「もし、未婚のままで子どもを持っていなければ早々に転職していたと思います。子どもに手が掛からなくなったら転職と思っても年齢的に厳しくなってくることは当然なので将来は何の希望も持てません」

なお、投稿では世帯収入への言及はなかったが、たとえ配偶者の収入があっても生活が苦しい現実や、資格があっても働きが正当に評価されていないという事実に、女性は深く落胆しているようだ。

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