後日、この大規模プロジェクトはメディアでも取り上げられた。だが、男性はリーダーでありながら、取材の詳細を知らされていなかったようだ。記事を読み、衝撃を受けることとなる。
「ビジネス雑誌で、上司が全て自分でこのような意図、問題を解決して展開できた、などどとして、取り上げられていたのにはドン引きしましたね。参考資料もあたかも自分でたまたま見つけて、それを応用したら出来たみたいな説明をしていた」
男性の努力や成果を、上司は完全に自分の功績としてインタビューで語っていたのだ。まさに手柄の横取りである。上司は取材を受ける際も、わざと男性を同行させなかったと思えてしまう。しかも、苦心してまとめ上げた資料を「たまたま見つけて」と言われ、自身の存在をないことにされた男性は、さぞかし悔しかっただろう。
「こちらで対応しなければ、間に合わなかったはず」
だが実際は、プロジェクトの成功は投稿者の男性なくしてはあり得なかったようだ。男性曰く、このプロジェクトは緊急性が高く、部門を横断した連携が不可欠だった。しかし、当の上司は他部署との連携に課題を抱えていたという。
「こちらで対応しなければ、部門横断型プロジェクトは緊急案件であっただけに、間に合わなかったはず」
その事実を知っていながら、すべて自分の手柄として語る上司の姿に、「ドン引き」したのも無理はない。
※キャリコネニュースでは「上司にドン引きしたエピソード」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/U42GCNAQ
学歴コンプのパワハラ上司に嫌がらせをされまくった国立大卒男性 転職して「今はあの会社を使う側になった」と立場逆転【あなたの投稿募集中!】年収いくら?満足していますか?/手柄を横取りされたエピソード/面接で言われた衝撃的な言葉/電車で寝過ごした、など


